症状Q&A

上半身の症状

  1. 首が痛い、肩こりがひどくマッサージに通ったけど治らない

    肩こりの原因が何かをきちんと検査しましょう。昔から肩こりは筋肉に悪い血がたまってる、しこりができている、なんて言われますね。ほんとでしょうか。結構、それ神経痛の範疇じゃないかなって患者さんをお見受けします。頸椎椎間板ヘルニア、頚椎症の可能性があります。レントゲン、場合によってはエコー検査、血液検査を行いますのでご相談ください。

  2. 腕が上がらない、これって五十肩ってやつか?

    これは腕を上げるのに大切な役割の腱板筋の付着部の炎症が原因です。そのうち治ると思って放っておくと固まって拘縮をきたしますので早めにご相談ください。リハビリやお薬のほか、超音波エコーで見ながら痛みの原因に注射を行うのが即効性がありおすすめです。

  3. 手を使うと肘が痛い。湿布も薬も貰うがすぐさいはつして困る。

    手を使う患者さんに多い症状です。指を動かす筋肉の延長にある腱成分の炎症が原因です。使いながら治すストレッチをご指導、またリハビリをご提案しますのでご相談ください。

  4. 指が朝になるとこわばって固くなっている、カクンカクンと動いて治らない

    腱鞘炎のパターンです。しかし、場合によってはリウマチなどの病気がもとにある可能性があります。その場合、整形外科で血液検査を行いきちんと確認してもらいましょう。なぜなら原因によって薬の処方が全然違うからです。また、超音波検査で局所の状況を拝見いたします。

  5. なんだか指がしびれて治らないな。

    頸椎神経由来のほか腕の神経の通り道で神経が圧迫されて症状が出ている可能性が在ります。また、指の抹消の血行が悪いこともございます。神経学的に鑑別診断を行い原因を突き止め治療を行います。

メニューに戻る↑

けがの患者さん

  1. 上肢の脱臼や骨折で痛みがひどい

    当院では伝達麻酔を行い、除痛してから整復を行います。無麻酔で行う接骨院や整形外科もございますが、私は自分が非常に痛い思いをしたので麻酔をかけてから治療しております。注射は超音波検査機で針を確認しながら的確に麻酔を投与いたします。

  2. 転んで擦り傷ができた。

    ちょっと前までは傷口に消毒液をかけて非常に痛い治療が主流でしたが現在ではそういう消毒液を用いることは行っておりません。そのため閉鎖療法という傷にかさぶたができる前にカバーを行うことが主流です。ドラッグストアで「キズなんとかパッド」が売ってますね。ただ局所の感染症を起こすこともあるので整形外科を受診、傷の状況判断をお任せいただいたほうが安心かと思います。

  3. 足首をひねった

    ちょっとひねったくらい大丈夫だろう。なんて患者さんが多くいらっしゃいます。結構な確率で年を取ってから足首の変形性関節症になりますのできちんと治療を行います。程度によりゴムバンド固定から装具、ギプスまでご相談しながら治療方針を決めましょう。

  4. 急に子供の腕が動かせなくなった。

    肩が外れたと受診されるお子さんがいらっしゃいます。実際には手を引っ張られて肘関節にスジが挟まった状態です。整復してあげるとけろっとよくなります。ただし、転倒して手をついたなどの場合も同じ場所を痛がり、橈骨骨頭の骨折をきたしていることがあります。けがの仕方が診断のヒントになりますので私に状況をお聞かせください。

メニューに戻る↑

下半身の症状

  1. 膝の内側が痛くてなかなか治らない。注射もしてもらったのに。

    軟骨がすり減っている、半月板が傷ついているなどヒアルロン酸の関節注射を打ってもらったなどありますが治らない方がいらっしゃいます。鵞足炎というスジの痛みの方が多くいらっしゃいます。なかなか痛みが取れずらい患者さんを見受けます。また、実は神経痛の方も多く見受けますので一度お見せください。
    また、軟骨のすり減りは膝だけでなく、股関節や足首にも発症しますのでご相談ください。

  2. 足の裏に小石がゴロゴロついている感じがする、自転車は平気だけど歩くと足がだるくつらい。

    腰部脊柱管狭窄症の可能性があります。神経障害のため知覚異常が出現します。また、間欠性跛行といって一定の距離や時間歩いたり立っていたりすると足がしびれたり、重くなったり、痛みが出たりします。しかし、前かがみで休むと回復する症状です。スーパーのかごを押しているとラクだったり、自転車は平気という方もこの症状です。時には動脈閉塞症をきたしていることもありますからレントゲンのほか、動脈平易側の検査を行います。

  3. 何もしていないのに背中がいたくなってきた。

    年齢的な変化によることもありますが骨粗しょう症により背骨が弱くなり体を支える負担が背骨をつぶしてきた可能性が在ります。また、稀ですが動脈硬化による動脈瘤が原因のこともあります。内臓の痛みも否定できません。当院ではレントゲン検査のほか血液検査、CT検査、MRI検査などを行い診断を行います。

  4. なんか神経痛っぽいんだけどおかしいな。

    コロナ禍になり随分と帯状疱疹の患者さんが増えております。帯状疱疹の場合、皮膚の表面がチクチク、じんじん痛いと感じる方が多くいらっしゃいます。先に痛みが出てそのあとに水泡ができて赤く腫れてきます。水疱ができる前に薬を飲めれば楽に治ります。水疱などが出てひどくなってからですとかなり時間がかかりますし、皮膚の色素沈着や痛みの後遺症が発症しますのでおかしいなと思ったらすぐにお診せください。

  5. これは外反母趾なんだろうか?足の裏のかかとも痛いな。

    ふくらはぎからかかとの後ろを通って足の裏までスジがつながっております。外反母趾の原因となる偏平足が強い患者さんには足底板の治療をお勧めいたします。汎用品を使う方法と保険がきくオーダーメイドで型取りする方法がございます。ご相談ください。
    また、ストレッチ体操が必要になりますのでご指導いたします。リハビリでの治療も可能です。

  6. 骨粗鬆症ではないかと心配です。

    背中がどんどん丸くなったり、何もしていないのに背中が痛かったり。ちょっとしたことで手首の骨折をしたり、場合によては股関節の付け根を骨折手術が必要になったり。骨が弱るこういったことで寿命が縮みます。しかし、ご高齢の先輩方はますますお元気でいらっしゃいますからしっかり骨粗鬆症にならないように私にご相談ください。今はすごく良い薬が出ております。治療していればそうそう骨が減ることもございません。大学病院で骨粗鬆症研究班におりましたのでノウハウをお伝えいたします。

メニューに戻る↑